実写ドラマ化の『昭和元禄落語心中』はアニメ版を超えられるか?

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こんにちは。連日深夜アニメのリアタイ視聴で寝不足のあにまです。
2018年10月12日(金)からNHKのドラマ10枠で始まる『昭和元禄落語心中』。
いよいよ、ですね。

あの完成度高すぎのアニメ版 落語心中を超えられるのでしょうか?

NHKはこの高いハードルを越えられる自信があるのでしょう、番宣もすごいです。
期待を込めてアニメ版を振り返りながらキャストや放送日などご紹介していきますね。

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ドラマ版『昭和元禄落語心中』の話題、見どころ

実写ドラマ版『昭和元禄落語心中』開始 雲田はるこ原作

実写ドラマ版が始まる『昭和元禄落語心中』 原作雲田はるこ

見どころ?
そりゃもうキャストのお芝居でしょう。

厳密に言うと「アニメ版を越えられるのか?」

落語の出来だけじゃなく、八雲師匠のいろんな感情を心の底に押し込めた物言いや、みよ吉を挟んでの菊比古と初太郎の関係性、八雲に引き取られ育ててもらいながらもその八雲に親を殺されたと恨んで育った小夏の心情。

アニメではこのあたりの複雑な人間模様、心のひだの表現が素晴らしくて、泣かされて泣かされてしょうがなかっただけに、役者自身の身振り手振りや繊細な表情まで表現手段として武器にできる実写ドラマとなれば、すごいものを見せてもらえるだろうと期待するのが人情ってものでしょう。

 

ドラマ版のキャストの皆さんには酷ですが、こういう見方をする視聴者は多いと思います。

原作ものはまず、原作と比べられてあーだこーだ言われるのは宿命。
アニメ版は見事にそれをクリアしました。ホント名作です。
絵を見ないで声だけで聞いていても泣いてしまいますから。

 

それを実写ドラマ化するとなると、原作ファンからもアニメファンからも批評・比較の視線にさらされることはまちがいない上に、原作もアニメも知らなかった人もネットでちょっとググるだけでアニメ版の評判の高さを知ってしまうと、アニメ見てみたり原作読んでみたりするとなんらかの形で比べる視点を持ってしまいますよね。

 

別に意地悪い見方するつもりはないんですよ。
ただ、原作もアニメも名作だっただけに、ドラマ化するからにはあれ以上のものを見せて欲しい、って純粋に思っちゃうだけで。

 

ドラマ版『昭和元禄落語心中』の登場人物とキャスト

 

繰り返すようですが、キャスト陣の重圧ったらないでしょうね。
ストーリーが面白いのは誰もが知っているわけで。
でもって、アニメ版のキャストがアレですから。

これを超えるのはハードルが高すぎるというものですが、NHKさん思い切りましたよね。

比較のために、今回は実写ドラマ版のキャストにカッコ書きでアニメ版のキャストを並べてご紹介します。

 

八代目有楽亭八雲(菊比古) 岡田将生(CV. 石田彰)

 

奇しくも銀魂に続き石田さんと役が被っちゃった岡田さん。

 

この役と心中したいと思いました

とまで言ってるので、期待したいところです。

 

線の細さは八雲師匠の雰囲気かなぁと思いますが、あの気難しさ、とっつきにくさ、影、そして高座での落語の場面をどんなふうに表現してくれるのだろうと見どころいっぱいです。繰り返しますけど、意地悪な見方をするわけではなく、石田さんの八雲師匠が完璧すぎたので、ハードル上がりすぎるのはしかたのないことかと。

岡田さんもそれは覚悟の上でこの役を引き受けられたのでしょうし、じっくり比べさせてもらいます。

 

有楽亭与太郎 竜星涼(CV. 関智一)

 

比べさせてもらいますよ、こちらも。
与太郎、出だしいきなりですからね。大事な役どころです。

落語に関しては、超のつくド素人が無理やり押しかけ入門して上手くなっていく役なので、初めはうまいもへったくれもないですが、初めて師匠が見ている前で高座に上がるところとかね。

 

アニメ版与太郎の関さんは、石田&山寺の大ベテランも受けたオーディションを唯一受けてないメインキャストでしたが、与太郎のバカでちゃらんぽらんそうながら、曲がった事が大嫌いで筋を通したがり、惚れ込んだ人のためには何でもやろうとするまっすぐな性格を見事に体現してました。与太郎、いい男!

 

小夏 成海璃子(CV. 小林ゆう)

 

アニメ版の小夏役の小林ゆうさんも「芝浜」「まんじゅう怖い」などの古典落語のお噺をベースに、舞台を現代に移して秋葉原のカルチャーに寄せた落語CD「モエオチ!」をリリースしたり定期的に独演会を開いたりされていて、こちらも筋金入りの落語好き。オーディションの結果を知らされた時は、嬉しさのあまり屋外で泣いたそうですね。

 

小夏は、高座に上がることこそないけど(後に落語を人前で語りますが)、普段から八雲に隠れてこっそり稽古している根っからの落語好き。与太郎にせがまれてもすらすらっと語れてしまい、これがまたちょっとしか語らなくても聞かせてくれます。加えて小夏は親を殺したと恨む八雲の家に引き取られて育てられており、ことあるごとに八雲に突っ掛かりぶつかる役どころ。

 

小夏も八雲に負けないくらい難しいと思うのですが、小林さんの小夏は母親譲りの気っ風の良さや気性の激しいところもほんとに魅力的でした。

璃子ちゃんのハードルも棒高跳び並みに高いですね。

 

有楽亭 助六(初太郎) 山崎育三郎(CV. 山寺宏一)

 

山崎育三郎さんって歌わない役もやるんですね。ミュージカルのイメージが強いので、へぇーっと驚きです。
しかしこちらものハードルもまたまた高いですねぇ。山ちゃんと比べられちゃうわけですから。

 

その山ちゃんご本人があちこちで公言するほど「必死のオーディションで勝ち取った」助六役は「受かった後に、断ってやろうと思っていた(笑)けど、実際はやりたくてたまらなかった。」そうです。

制限時間3分の落語を録音して提出するというオーディションには「野ざらし」「死神」2本を提出。ほかの人に役を取られたくなくて、いろんな資料と音源を漁り、ああでもないこうでもないと3分間の落語をさんざん録り直したという話が伝わっています。
この思い入れがあの助六を生み出したんですねぇ。

もう、山崎さん頑張ってねというしかありません。

 

ここまでのキャストは落語の出来を色々とチェックされてしまうでしょう。後から映像化される作品のキャストさんの宿命というか、試練?ですね。

 

みよ吉 大政絢(CV. 林原めぐみ)

 

大政ちゃん、好きな女優さんなのです。
けどねー、すいません。また比べてしまいます。

 

その他は七代目 有楽亭 八雲は平田満さん(アニメは家中宏さん)、運転手の松田さんは篠井英介さん(アニメは牛山茂さん)などが発表済みです。
松田さん役に篠井英介さんは意外でした、なんかもっと小柄なおじいさんのイメージなので。

 

NHKのサイトには紹介がありませんが、四代目 円屋 萬月(つぶらや まんげつ)師匠や樋口さんとか出てこないんですかねぇ?
萬月師匠にはいてもらわないと、と思うのはあにまだけですか?

 

『昭和元禄落語心中』あらすじ

 

さて、一応あらすじもおさらいしておきましょう。

昭和初期、落語の世界に入った八雲は、同期入門の落語の天才・助六と、固い友情で結ばれる。八雲は助六の芸に憧れ、嫉妬し、追いつこうともがき、芸者・みよ吉にも支えられ、成長していく。やがて、助六とみよ吉とが結ばれるが、ふたりは謎に満ちた事故死を遂げてしまう。八雲はその死を巡る秘密を抱いたまま、ふたりの遺児・小夏を引き取る。小夏は、八雲を「親の仇」と恨んで成長し、やがて天衣無縫な八雲の弟子・与太郎とともに、八雲がひた隠す「助六とみよ吉の死の真相」に迫っていく…。

NHKのサイトより

とありますが、10回のドラマでどこまで描くんでしょうね?
漫画は全10巻、アニメは2期計25話でしたが、マンガの5巻以降、アニメ2期は “助六再び” 編なので、今回のNHKのドラマでは前半の “与太郎放浪” 篇と “八雲と助六” 篇まででしょうかね〜?

 

ドラマ版『昭和元禄落語心中』放送局・放送日時など放送情報

 

ドラマ版『昭和元禄落語心中』はNHKのドラマ10枠です。

放送局:NHK ドラマ10
放送日時:2018年10月12日(金)スタート 総合テレビ 毎週金曜 よる10時から10時44分(連続10回)

 

金曜の夜10時って、見逃しやすい時間帯ですね。見逃した場合などの配信情報もおさえておきましょう。

『昭和元禄落語心中』配信情報

 

NHKなので当然、配信はNHKオンデマンドになります。
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原作とスタッフ

 

原作やドラマのスタッフ情報もおさらいしておきましょう。

原作:雲田はるこ「昭和元禄落語心中」

講談社ITANで連載、単行本は累計200万部を突破し、第17回2013年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第38回(2014年度)講談社漫画賞一般部門、第21回手塚治虫文化賞新生賞などマンガ賞を総なめにし、何度目かの落語ブームに多大に貢献した雲田はるこさんの「昭和元禄落語心中」です。

 

主なドラマスタッフは次の方々
脚本:羽原大介(映画「フラガール」、連続テレビ小説「マッサン」など)
音楽:村松崇継(映画「メアリと魔女の花」、「8年越しの花嫁 奇跡の実話」など)
制作統括:藤尾隆(テレパック) 小林大児(NHKエンタープライズ) 出水有三(NHK)
演出:タナダユキ 清弘誠 小林達夫
落語監修:柳家喬太郎

なんかNHKさん力入ってる感がありますね。

 

主題歌はゆずの「マボロシ」

 

主題歌はゆずの「マボロシ」ですが、放送前に歌詞が公開されてないのは意味深ですね。きっとネタバレに繋がるような歌詞なのではないでしょうか。

 

この主題歌もまたハードルが高いと思うのです。
アニメ版のオープニングテーマ「薄ら氷心中」は作詞作編曲プロデュースが椎名林檎さん。林檎独特のアンニュイな曲調と、みよ吉がそこにいてじっとこちらを見て語っているかのような歌詞でこの作品の世界観をみごとに表現している上に、そのみよ吉を演じた林原めぐみさんの妖しくも儚げな歌声で、OPだけですでに観るものを作品の世界に引き込んでいきます。

オープニングスキップするのをためらわせる名曲で、これが耳にこびりつき、世界観が出来上がっているファンはかなり多いと思います。

 

歌詞がまだ公開されていないのでわかりませんが、ゆずの曲って前向きで明るい曲が多いので、正直この作品の世界観に合うのか不安です。作詞作曲した北川悠仁さんもその点はかなり意識されたようで、こんなふうに語っていらっしゃいますね。

北川悠仁さんからのメッセージ(一部)

 

すべての登場人物に「生と死」「愛と憎しみ」「美しさと残酷さ」がはらんでいて、“落語”という明るいテーマとは裏腹に、巻きおこる物語の激しさに、読んでいてゾクゾクしました。どのキャラクターも本当に個性的なので、キャストの皆さんがどのように役を演じていくのか、とても楽しみにしています。

「マボロシ」を制作する上で最初に思ったことは、今までゆずが表題曲の中で表現してきたポップさだったり、前向きさだったりを手放し、新たな自分たちの表現を目指すことでした。「昭和元禄落語心中」の物語が持つ闇、その中に潜む美しさを楽曲で追い求めました。

NHKのサイトより一部抜粋

 

どんな歌詞なのか、どんな曲に仕上がっているのか。
10月12日夜10時には明らかになることでしょう。

まとめ

 

いよいよ始まる実写ドラマ版『昭和元禄落語心中』、こんなところに注目しながら楽しみにしましょう。

キャストの落語はやっぱり気になる!
全10話でストーリーはどこまで描かれるのか?
アニメ版を越えられるか? それとも違った路線を狙うのか?

 

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