こんにちは、あにまです。
ついに始まったPSYCHO-PASS サイコパス 3期。
放送時間が1時間ということもあり、1話目から情報量・登場人物が多すぎて脳内大渋滞です。感想と考察をまとめてみました。考察が全く追いつかないほど圧倒的な量の伏線と謎で、過去作の復習をまたやり直さなければならないと痛感しています。ばっちり復習してたつもりでしたが3期が始まって新要素が出てくると、それを踏まえた上での復習が必要ですね。
うんうんと同感してくれた方、どうぞFODで何度も復習してください。PSYCHO-PASS サイコパスが未来永劫続くように。
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PSYCHO-PASS サイコパス 3 1話あらすじ(ネタバレ含む)
1話のあらすじをまずはかんたんにおさらいです。
3期からPSYCHO-PASS サイコパスシリーズを初めて見る方は、まず1期からのおさらいを強くお勧めします。見る順番はこちらで解説しているのでぜひ参考にしてください。
さてあらすじです。
輸送用ドローンの貨物室で頭を抱え怯えている一人の男旭・リック・フェロウズ(CV荻野晴朗)が貨物と一緒に落ちていき、海に消え、ドローンも海に墜落するところから始まります。
この輸送用ドローンには多くの入国者(海外から日本に住むためにやってきた人たち)が載っており、この入国者たちのメンタルが不安定になり暴動になる恐れがあるとしてドローン管理局からの要請に応じて公安が出動します。
主人公の二人の監視官、慎導灼(しんどう あらた、CV. 梶裕貴)と炯・ミハイル・イグナトフ(けい・ミハイル・イグナトフ、CV. 中村悠一)はこの日が初出勤ですが、睡眠障害のある灼は眠そうにしています。
ここからは一気にはしょりますよ。
1話の中では二つの事件が起こります。
一つは冒頭のドローン輸送機の墜落とリックの死亡。
もう一つは、ローンを組んでの不動産投資に失敗し、物件を差し押さえられたために、家賃を前払いしていたにも関わらず退去命令を受けてしまった入国者の入居者に監禁され、脅された八ツ俣仁志という男の事件。
一見関係ない二つの事件のようですが、ドローン墜落事故で死亡したリック・フェロウズが会社から持ち出したデータが、勤務先ハイパー・トランスポート社の社員の給与と住宅ローンに関する情報であるため、なんらかの関連があるように思われます。
炯(けい)と灼(あらた)は、ドローンの墜落事故は仕組まれ、リックは殺された、犯人はハイパー・トランスポート社の財務担当上級役員、与根原巧(よねはら たくみ、CV 堀江一眞)と睨みますが、ドローンが着水した写真を見たことで、真犯人は別にいると操作の方向性を変えていきます。
一方で、公安がドローン事件を追うのを眺め、秘密のマネーゲームを始める3人の男女がいました。法斑静火(ほむら しずか、CV. 宮野真守)、代銀遙煕(しろがね はるき、CV. 中博史)、裁園寺莢子(さいおんじ・きょうこ、CV. 田中敦子)の3人は、ビフロストの利益を守ると標榜し、ラウンドロビンというAIと共にドローン事件を利用して株の売買で利を得ようとしているようです。
もう一つ、公安の動きを監視しているグループがありました。
梓澤廣一(あずさわ こういち、CV. 堀内賢雄)と些々河哲也(ささかわ てつや、CV. 楠大典)。梓澤は「株式会社ナショナル・フローラ」の営業部長、些々河は元総務相 都市住宅公庫管理長ですが、二人は互いをセブン・インスペクター、ファースト・インスペクターと呼び合い、何やら悪事を企んでいる様子です。梓澤はドローンが落ちる瞬間を撮影して「アイムハッピー」と自撮りしていたことから、ドローン墜落をあらかじめ知っていたことは明らかで、灼(あらた)を「篤志さん」の息子と呼び、灼(あらた)の父を知っている様子を見せるなど、謎が多い人物です。
1話の登場人物・キャスト(CV)の整理
とにかく登場人物が多い!
1話なので、キャラ紹介的な意味も含めて、メインキャラは一通り出てくるとは思っていましたが、EDのキャストが2面びっちり詰まって表示されるくらいいっぱい出てきました。
グループに分けて登場人物の整理をしてみたいと思います。
公安局刑事課
一係の監視官、執行官と分析官、公安局長、刑事課課長/統括監視官とドミネーターまでをまとめています。
慎導灼(しんどう あらた、CV. 梶裕貴) 監視官
天然?天才?
ぼーっとしてるようでも、とても有能なのははっきりわかりますね。
最後のあかねちゃんのPCに映った灼(あらた)のプロフィールにある学歴欄の東京医療福祉学校。
出島キャンパス 総合心理学部 人間心理学科 に復学して
曙橋キャンパス 医療福祉学部 言語聴覚学科 に転学、卒業
出島という場所は、鎖国時代には外務省の唯一の管轄だった場所です。
その出島にいたということが後で何か関連してくるのでは?
復学してるということはブランクがあり、その間何かあったのでは?
そんな疑問が湧きました。
履歴の途切れて見えないところ
「退所」っていう言葉はPSYCHO-PASS サイコパスの中では矯正施設を出るときに使われる表現じゃないの?
一回色相濁って潜在犯落ちしてるの?と、妄想が暴走しましたが、公安局キャリア研究所の退所のようでした。なんだ。
着任初日、局長と霜月に挨拶をした時、局長は灼(あらた)にちらっと視線をやっていました。父親も厚生省だったということなので、何かを知っている様子。
謎多き主人公ですが、一番の謎は、思い出す父の姿が狼頭なのが一番の気になる点ですね。
今期のテーマぽいです。
炯・ミハイル・イグナトフ(けい・ミハイル・イグナトフ、CV. 中村悠一)監視官
元兵士ということで、戦闘能力の高さは早速披露してくれました。知能も高そうで実務家な感じ。
灼(あらた)の個性であるメンタリストを生かし、戦略を練る感じ?
天然ですっとぼけな灼(あらた)に対して注意したり小言みたいなことを言ったり、オカンみたいなところもありますね。
この二人の絆はどこで築かれたのか?などいろいろ知りたいことも山ほどあります。
OPで二人の炯(けい)が素手で戦っていた、片方の炯(けい)は邪悪な表情なのが気になるところです。
雛河翔(ひなかわ しょう、CV. 櫻井孝宏)執行官
おっさん二人にいじられ、都合よく使われ、かわいそう。
でも相変わらず有能だし、よく見てる。
灼(あらた)の能力も早くに見極めてるし、如月がリックの財布から見つけた梓澤廣一(あずさわ こういち、CV. 堀内賢雄)の名刺をポケットに隠したのも見逃してない。
でも何より驚きは、雛河くん、史上最高に喋ってる!
廿六木天馬(とどろき てんま、CV. 大塚明夫)執行官
おっさん(といっても一人30代半ば)二人は、1話の時点では2人まとめておきます。
入江一途(いりえ かずみち、CV. 諏訪部順一)執行官
おっさん二人の執行官、なかなか一筋縄で行かない感じです。
生意気、監視官をバカにするような態度、ドミネーターを入国者に向けて面白がるとか、こじらせ系ぽいです。
1期の征陸(まさおか)さんみたいに、味のあるベテラン刑事って雰囲気でもなく、1話時点では、全くいいところ見せてません。
けど、大塚さんのやんちゃなお芝居は可愛いですな。
如月真緒(きさらぎ まお、CV. 名塚佳織)執行官
クールで合理的、あまり余計なことに関わらないようにしている感じ。
リックの財布から見つけた梓澤廣一の名刺をポケットに隠してましたね。
何を知っている?
何を隠している?
身内にスパイか?
妄想膨らませる種をしっかり撒いてくれました。
唐之杜志恩(からのもり しおん、CV. 沢城みゆき)分析官
相変わらずきれいで有能で、かっこいい。
考えてみたら、刑事課でいちばんの古株です。
霜月の相談相手にもなってそう。
霜月美佳(しもつき みか、CV. 佐倉綾音) 刑事課課長/統括監視官
予想通り出世してました。
有能さは変わらず、というか指示を出し人を動かす方が向いてそう、と思える安定感が感じられました。
「開国でも鎖国でも、重要なのはシビュラシステムにとって理想的か否か」と、シビュラシステムへの忠誠は変わらずといったところです。霜月と話す局長の表情が穏やかなのは、朱ちゃんのようにシビュラに対して敵対するような姿勢を見せないからでしょうか。シビュラと霜月は蜜月のように見えました。
課長になって、それなりに落ちつているかと思いきやペッツをバリバリとバカ食いするあたり、霜月は霜月だなという顔を見せてくれたのは、楽しく嬉しいポイントでしたね。
変わったなと思ったのは、炯(けい)と灼(あらた)に「己のサイコパスは自分自身で守ること」と言い渡したり、部下の独断行動を黙認したりといったあたりでした。
色相が濁るのを恐れて余計なことに関わらないように避けたり、細かいことで噛み付いていた霜月からするとずいぶん器が大きくなった感じがしました。
ドミネーター(CV. 日髙のり子)
安定の日高さんの声で、これを聞くとああPSYCHO-PASS サイコパス帰ってきてくれた!って感じがしますね。
細呂木晴海(ほそろぎ はるみ、CV. 榊原良子) 公安局局長
姿はほぼ変わらず、でも名前は禾生穣宗(かせい じょうしゅう)から変わっていました。
どうせ中身はシビュラですが、名前が変わっているのには訳がありそうです。
朱ちゃんとシビュラの間で決定的に相容れないことが起こり、朱ちゃんが実力行使に出て、表向き上司である禾生局長に物理的にダメージを加えた。
禾生局長は一応死亡したことになり、現行犯で朱ちゃんは捕まり、勾留されることになった・・・とか?
ビフロスト
敵なのか、傍観者なのか?
ポジショニングがわからない謎の組織(?)。
シビュラの干渉を防ぎ、ビフロストの利益を守ることが使命といい、
この社会での真の自由と権力をかけて、心躍るゲームをしようと不遜な笑みを浮かべる3人の男女。
悪い香りが漂いまくっています。
法斑静火(ほむら しずか、CV. 宮野真守)
ビフロストに新加盟した若い男性。
知能レベル高そうな雰囲気です。
ユーザー認証で「コングレスマン」と呼ばれていましたが、直訳すると国会議員です。
ゲーム内での何かポジションなのか、実際に法斑自身が、表の世界で議員を務めているのかは今の所わかりませんが、こんな感じの議員過去シリーズでもいたので、議員なのかなと思っています。
代銀遙煕(しろがね はるき、CV. 中博史)
登場した中では、ビフロストの中で比較的上位ポジションにいるらしい年配の男性。
まだビフロスト関係は3人しかいないので、もっと他にも出てくるのかもしれませんが、それでも上位にいることは間違いなさそうな物言いと振る舞いです。
裁園寺莢子(さいおんじ・きょうこ、CV. 田中敦子)
ビフロストメンバーの女性。
法斑のことを「若いのね」と言っていましたが、彼女こそ年齢不詳。
美しく派手なマダムといったところですが、冷徹そうでもあります。
ゲームではハイパー・トランスポート社を空売りした法斑に対して、輸送関連株をセール、と法斑とは逆に賭けたようです。
ラウンドロビン(CV. 森川智之)
議事進行ミドルウェア(ソフトウェア)と呼ばれていましたが、裁園寺が「ラウンドロビンに執行される」と言っていたように、単なる進行役ではなく、メンバーに対して何らかの裁量権もあるようです。
ハイパー・トランスポート社他 ドローン輸送機墜落関係者
旭・リック・フェロウズ(CV荻野晴朗)
輸送用ドローン墜落事故の死亡者、事故死と思われたが、殺された模様。
数学の天才、日本に来てからは金融工学専門、ホロも作れる、自分の命が狙われるのをあらかじめ予見して、関連社員の給与と住宅ローンの管理データのみを隠し他のデータはすべて消していた、と有能ゆえに不幸な運命を辿ってしまったようです。
家には紙の本がたくさんあり、花には香りが欲しい、などというあたりがちょっと槙島っぽくもあり、雑賀教授を思い出させたりもします。
彼が隠していたデータはハイパー・トランスポート社とさらにその背後にいそうな黒幕にとってそうとう都合が悪いのでしょうが、志恩さんでさえ、住宅ローンのデータがどんな犯罪につながるのか見当がついていなかったところを見ると、開国に関連した新しい犯罪があるのかもしれません。
リックの残された妻、アーディレは、夫が死んだことの国籍取得への影響をとても気にしていました。リックがハイパー・トランスポート社の社員であることが、二人の日本での居住・国籍取得の鍵なのでしょう。それを失ったアーディレは日本にいる必要のない人間として追い返されてしまうかもしれない、それを何より恐れているようでした。
前の夫を内戦でなくし、リックとは再婚であるのを問いただした炯(けい)は、国籍取得のためだけの偽装結婚を疑ったのかもしれないですね。
与根原 功(よねはら いさお、)
ハイパー・トランスポート社の財務担当上級役員。
リック・フェロウズが持ち出したデータの本来の管理者です。
リックの内部告発の影響を一番受けそうな人間ですね。
小心者で器の小さそうな小物感が漂っていました。友人と思っているようですが、些々河には利用されているようにしか見えません。
些々河 哲也(ささかわ てつや、CV. 楠大典)
元総務省 都市住宅公庫 管理長で、現在はハイパー・トランスポート社顧問。
与根原と出身、大学が一緒ということなので、個人と組織の利害が一致しての天下りと思われます。
「俺たちは羊にはならん、この世界で成功し、キツネになる」と与根原と息巻いていましたが、捨て駒にされてそうな感じがします。
梓澤にはセブン・インスペクターと呼ばれていたので、いくつかの顔を使い分けているようです。
「インスペクター」梓澤 他 所属不明の人々
梓澤廣一(あずさわ こういち、CV. 堀内賢雄)
冒頭、輸送用ドローンが落ちる瞬間を撮影して「アイムハッピー」と自撮りしていた男。
如月執行官がリックの財布から抜き取って隠した名刺に印刷された名前の主でもありますね。
肩書きは営業部長、ロゴは狼。EDから会社名は「株式会社ナショナル・フローラ」とわかりました。
些々河には「ファースト・インスペクター」と呼ばれていました。
「私のダイアグラムを見破れるかな?」と明らかに公安局に対して仕掛けています。
また、灼(あらた)をやはり「篤志さん」の息子か、と言っていたことから、灼(あらた)の父とはそれなりの関係だった様子。ということは厚生省、もしかしたら公安局に在籍していた可能性も?
灼(あらた)が空港で輸送用ドローンの墜落の映像を撮った人間が立っていた場所でメンタルトレースをし、梓澤を感じていた時、父と同じ狼頭の気配を感じていたことも、梓澤と灼(あらた)の父親との関係を匂わせています。
最初の事件からは当面の公安局の敵になりますが、槙島のようなラスボスと言えるのか?はまだわからないですね。
小畑千夜(CV. 矢作紗友里)
梓澤とともにいる天才ハッカー?
梓澤はかなり頼りにしているようだったので、リサーチだけじゃなく、仕掛けなど相当いろいろできるような雰囲気、スーパー有能そうです。
慎導篤志(しんどう あつし、CV. 菅生隆之)
慎導灼(しんどう 灼(あらた)、CV. 梶裕貴)の父。
生前は厚生省に属し、梓澤とも何らかの関係があったようです。
「サイコパスが…、全てが…、必ずお前を守る」と灼(あらた)の回想の中で言っていたので、シビュラシステムを信頼していたと考えられますが、いつも荒れたタッチの黒と赤の狼頭で現れるということは闇落ち(潜在犯落ち)していそう。
霜月の言っていた「抜け出せなくなった大勢」の一人なのかもしれません。
1期、2期生き残りメンバー
1期、2期の刑事課、SSシリーズの生き残りメンバーも早速登場しましたね!
常守朱(つねもり あかね、CV. 花澤香菜)
公安局の中ではすでに過去の人になっているようで、如月執行官にも常守 ”元” 監視官、と呼ばれていました。
0話の時点では、OPで鉄扉の中にはいたけど、雑賀譲二(さいが じょうじ、CV. 山路和弘)のように自ら隔離施設に入ったのではと思ったのですが、「勾留中」と判明しました。
冒頭の炯(けい)と灼(あらた)が最初の現場に向かう車のラジオから流れていた「現行犯逮捕された元監視官のサイコパスを「非公表」とした、というニュースは朱ちゃんのことでしょう。
色相が濁りにくいのだけが取り柄、と言っていた朱ちゃんなので、現行犯逮捕されるようなことをしてもなお、犯罪係数は上がらず、色相はクリアなまま。だけど、やったことがやったこと(何した?)なので勾留はやむなし、といったところでしょうか。
一係の中でも「あの事件」と呼ばれるだけで、詳細は明かされていません。
おそらく「正義を追い求めた先の何か」でしょうけど、シビュラとの関係悪化に絡むような気しかしません。
勾留と言っても、環境は悪くはなさそうです。新人監視官のプロフィールも見ることができるということは、情報の遮断もなさそうです。もしかしたら霜月が朱ちゃんの待遇と権利確保に動いていたりして?
図書室っぽい部屋でひたすらパソコンに向かい文書を打っている、その心の声がナレーションの役割を果たしていて、狂言回しっぽいポジションにも見えます。
事件を追う立場ではないので、俯瞰的にものを見られるのかも。
ひょっとして、2期で朱ちゃんが雑賀教授に意見を聞きに行ったように、霜月も会いに行ったり・・・はないですねたぶん。
狡噛とは会えたのか、それが気になりますね。
宜野座伸元(ぎのざ のぶちか、CV. 野島健児)
Cパートで霜月と電話してるギノ登場!
状況によってはこっちも動かざるをえなくなるというギノに、張り合うつもりはない、取引は守る、そっちはなすべきをなして、と高飛車なものいいの霜月でしたが、「そっち」ってどこの組織でしょうか?
少なくとも刑事課じゃない、潜在犯落ちしてるからやっぱりフレデリカの誘いで外務省、というのが固そうですが、どうでしょう?となると狡噛と一緒に仕事してる??それいいですね!
霜月と話していたギノがいたのは空港の屋上で、遠くに見える灼(あらた)達を中からガラス越しに見てる位置関係でした。
つまり、ギノは灼(あらた)達を監視している?
霜月は、灼(あらた)と炯(けい)を「遊撃」させると言っていました。
自由にやらせているようで、ギノ(外務省)を監視をつけて、いざという時に保険をかけてる。それが取引?
狡噛と一緒にいるのか、も含めてギノの立ち位置は早く知りたいところです!
1話では姿を見ることができなかったこの4人。
狡噛慎也(こうがみ しんや、CV. 関智一)
須郷徹平(すごう てっぺい、CV. 東地宏樹)
六合塚弥生(くにずか やよい、CV. 伊藤静)
花城フレデリカ(はなしろ ふれでりか、CV. 本田貴子)
でも全員、公式サイトにキャストとして載っているし、OP/EDにも登場しているので、必ず出てきてくれるはずです。
早く出てきてほしいですね!
1話「ライラプスの召命」感想・考察
繰り返し同じことを言ってますが、とにかく情報量が多くて、整理するのも大変です。
8回ぐらい見直しましたが、見れば見るほど謎が増える気さえしています。
感想と、考察(主に気になった謎)をまとめてみました。
PSYCHO-PASS サイコパスでありPSYCHO-PASS サイコパスっぽくない
1話終わってみて、紛れもなくPSYCHO-PASS サイコパスなんだけど、どっかPSYCHO-PASS サイコパスじゃない、と感じました。
サイコパス、色相を1期や2期とはかなり違う捉え方で扱ってる印象です。
ドミネーターの日高さんの声以外で、ああPSYCHO-PASS サイコパスだ、おかえり!と思ったところは、
- 新人監視官の着任日は雨
- EDも提供も終わった最後のあれ、刑事課全員が並んでるやつ
懐かしいというか、こういうところの様式美を残しておいてくれていて嬉しいってやつですね。
ホロの中にリアルを隠すのとかも、王陵璃華子の事件を思い出させて嬉しかったです。
PSYCHO-PASS サイコパスっぽくない、というか変わったなと思った一番は、空気感でした。
全体的にとても空気が不穏で、平和な感じがしない、不安定な社会になっているように感じました。
1期1話目で朱音ちゃんが出かける服を選んだり、友達3人で話していた時のような平和な雰囲気が全く感じられませんでした。
開国の影響は大きそうです。
開国したもののまだ過渡期で、均質な社会だった頃のような平和は一度失われたようにも思えます。
一係の中も穏やかじゃない、おっさん二人の執行官はかなり猟犬臭さが強く出ていたし、ドミネーターを人に向けることにためらいがないとかも、空気感の違いを感じさせる印象的な場面でした。
シビュラの絶対性を示すような場面もほとんどなく、監視官二人ともが新人というのも不安定さを感じさせる要素だったかな。
とにかく全体的に、危なっかしい、不安定、そんな空気が満ちていました。
社会情勢がとても不安定、それに乗じて自己の利益を得ようとするもの、ついでにゲームを楽し
もうとしているのがビフロストなのだとしたら、それはとても自然な流れですよね。なんかやっぱり塩谷監督すごい。
1話サブタイトルの「ライラプスの召命」の意味
毎回意味深なサブタイトルがつくPSYCHO-PASS サイコパスですが、今回も「ライラプスの召命」と、一般的になじみの薄い言葉が出てきました。
ライラプスとは?
ライラプス(古希: Λαῖλαψ, Lailaps)は、ギリシア神話に登場する犬である。
この犬はどんな獲物でも決して逃がさないと運命に定められていて、狙った獲物は決して外さないという槍とともにクレータ島の王ミーノースの宝物だったとされる。wikipedia より
召命とは
しょう‐めい〔セウ‐〕【召命】
《〈ラテン〉vocatio religiosa》キリスト教で、神の恵みによって神に呼び出されること。伝道者としての使命を与えられること。
そのまま直訳的に意味をつなぐと「神に召し出され使命を与えられた犬」という感じでしょうか。(キリスト教とギリシア神話をそのまま繋ぐのは多少乱暴ですが。
もともと、PSYCHO-PASS サイコパスの世界の中では執行官は猟犬とたとえられてきたことから考えると、執行官に灼(あらた)な使命が与えられる、と解釈することもできますが、それだと単純すぎるような気もします。
与根原巧に些々河哲也が「俺たちは羊にはならん、この世界で成功し、キツネになる」と語っており動物がしばしば比喩的に使われること、灼(あらた)の回想に現れる父は狼頭であることから、犬と狼、キツネを合わせて何を意味するのか考えた方がいいのかもしれません。
1話のサブタイトルなのに、1話の時点では何を意味するのかわからない。相変わらず難解なPSYCHO-PASS サイコパスです。くぅ。
霜月が頼もしい
霜月がずいぶん変わっていて、どう受け止めていいのやらって感じです。
2期では「全力で視聴者に嫌われてください」というディレクションをやりきったあやねるでしたが、3期では部下の独断行動を黙認するまでになっていて、霜月に何があったのだろう?とスピンオフを早速期待してしまうほどです。
SS Case. 1 ではちょっといい子になっていましたが、キャンキャンいうところは相変わらずだったし、まだ朱ちゃんがいたのでジュニア感も満開でしたが、3期の霜月は「課長」で、他省庁(らしきギノ)と交渉もしているようで、最年少で監視官になった優秀さを遺憾なく発揮してここまで来たという感じがします。
嫌われ者の霜月美佳がすげー!と喝采を浴び、好かれる3期になるのか?
全く期待していなかった楽しみができました。
常守朱の存在感
朱ちゃんのナレーションで始まり、同じく朱音ちゃんのナレーションで終わる(cパートは別)。
他の登場人物との絡みは一切なく、ストーリーの中では過去の人として語られているのにこの存在感。いっときの狡噛並の存在感です。
2期で狡噛は朱ちゃんの中に、Case. 1 ではギノの中にずっと生きていて、狡噛はPSYCHO-PASS サイコパスの永遠の主人公だなぁと思ったものですが、今の朱ちゃんはそれ以上の存在として生き続けているような気がします。
2話以降も他のキャラと絡まないのだと寂しいですが、シリーズ全体の主人公感が増して、それはそれで嬉しい気持ちもちょっとしますね。
霜月の言う「抜け出せなくなった者」はやっぱり朱ちゃんのことを言ってるんでしょうか?
登場人物多すぎ、謎と伏線多すぎ
前半で、1話の登場人物を一通りあげて整理してみましたが、とにかく最初から人が多いです。
そして1話が今までの倍、1時間あるので1話の展開がより複雑になっていて、咀嚼するのが大変(という喜び)。
最初に全8話と聞いた時は正直がっかりしましたが、その後1話が1時間とわかり、実際始まってみると、深夜なのに緊張感もテンションも張り巡らしてみないとついていけない重さと深さ。
塩谷監督の熱量がバシバシ伝わってきます。
考察が追いつかないので、謎と伏線のピックアップもう一度おさらいしておきます。
1話で気になった点・謎・伏線らしきもの
気になったキーワードをざっと挙げるだけでも随分な数になりました。
- ライラプス
- 狐、羊、猟犬
- メンタルトレース
- ロープ
- ビフロスト
- ブロック
- リレーション(の完結)
- ラウンドロビン
- ダイアグラム
- 数学と金融工学
- 住宅ローン
- 住宅管理局
- 真の自由と権力
- 例の事件
- 監視官が事故死(事故って死亡、は普通の事故死なのか?縢のような死に方か?)
- インスペクター
- 株式会社ナショナル・フローラ
- 狼のロゴと狼頭
- EDのLibrary, Building, Bridge, Amusement Park, Air Port の場所の意味
- 「くるみ割り人形とねずみの王様」
放送前に気になっていた開国・省庁の関係・シビュラのポジション
こちらの記事でも述べていますが、放送前に個人的に気になっていた3期の背景、過去作からの変化については、空気感が変わっていると先ほど述べた通り、開国の影響はかなり大きいと思います。
開国してどうなった?
外国人とも移民とも言わず、入国者と呼ぶのは、「日本棄民」も含んでいるからだと思われますが、入国審査の時点で犯罪係数はチェックしている模様です(冒頭の事故の後にざわつく入国者の発言から)。
入国者を受け入れる住宅地とそうでないところがあるようで、入国者は家賃を3年分前払いしている、かなりの犠牲を払ってでも日本に住みたいらしいことが伺えます。
殺されたリックが妻のアーディレに「二度と家を焼かれる心配のないところで暮らそう」と言って日本に来たらしいことから、海外では未だ治安は良くない様子、安心して暮らせるのは世界中で唯一日本だけ、入国者は日本に入ること、いつづけることに必死であることも透けて見えます。
炯(けい)に対する入江の発言からも、財力のある入国者とそうでないものの間には大きな格差が生じている様子でもありますね。
鎖国時代の平和ボケの雰囲気は1話を見る限り消えてしまったようで、社会には格差、不満、不安が広がっているようです。
省庁間の力関係は? なぜギノは一人で出歩けているのか?
鎖国時代は公安局の上部組織である厚生省の一人勝ちでしたが、住宅関係を総務省、入国管理は外務省が抑えているようなので、パワーバランスは以前よりは複雑そうです。
劇場版の2116年11月時点では、まだシビュラの海外輸出はSEAUn・シャンバラフロートで試験的なものだった、SS Case. 3 では外務省が「日本棄民」を戻すという名目ですでに動いていた。
3期の2110年11月の雰囲気は、開国されてからある程度時間が経っている様子でした。
Case3の直後ぐらいに開国したと思われます。だとするとフレデリカが狡噛を迎えに来たのは開国を前提とした外務省の計画に基づくことになりますね。
ギノは外務省に属しているという推測が当たっているとすると、霜月がギノに言った「取引は守る」とはギノや狡噛など、外を一人では歩けないはずの人間を街頭スキャナに引っかからないようにシビュラに例外処理をさせる代わりに外務省に捜査協力させているのではないかと思っています。
だってギノは色相が濁って潜在犯落ちしているわけで、本来は隔離施設に入らなければならないところ、執行官として監視官の動向付きで出歩けるという例外的な立場だったはず。
でも霜月との会話から、同じ組織にいるとは思えません。
花城フレデリカは過去に須郷さんもスカウトしようとしていたこともあり、狡噛、ギノ、須郷さん、もしかしたら六合塚も外務省に集めて、刑事課並みの組織を外務省の中に作ったのではないでしょうか。
でもみんな潜在犯だから、普通に外を出歩いたりできるはずがない。
そこで霜月と取引して、シビュラの抜け穴を作り、狡噛たちも一般人のように街を出歩けるようにした。その代わり、刑事課の手が回らないこと、表立ってできないことを裏で協力している?
もしこの推測が当たってるとしたら、霜月の変化ぶりはすごいことだと思います。
あの局長(イコールシビュラ)にこんなことを承諾させる霜月の姿はちょっと想像を超えていますね。
いやこれ朱ちゃんの置き土産かな?
だから、「取引は(自分が決めたものではないけれど)守る」といったのか?
とにかく早くギノ達の立ち位置を知りたいですね。
外務省は、フレデリカは何を企んでいたのか?
狡噛が納得したのだからそれなりの正義があるはずですし。
外務省のポジションは、かなり鍵な気がします。
あとは、灼(あらた)の顔の広さも何やら気になります。
かなりあちこちに顔がきくようで、八ツ俣の案件で話していた相手は、入国管理局(外務省)と住宅管理局(総務省)のはず、父親のことも話に出ていたので、父はかなりのポジションにいたのでは?と思われます。
ひょっとして灼(あらた)の父は、シビュラを作り上げたチームのキーパーソンだったりして?
だとすると
サイコパスが…、全てが…、必ずお前を守る
という言葉ともつじつまが合います。あでも、年齢的に初期の開発チームではないですね、時系列的にちょっと合わないですね。
開国とシビュラシステム – シビュラの絶対性は維持されているのか?
シビュラシステムは3期の日本の社会の中でどのような位置づけなのか?
鎖国時代のような絶対性を保っているのか?
1話だけでは、すごくヒントが少ないですが、選民していることは確か。
犯罪係数が主要な判断材料であることも確実そう。
入国者はドミネーターと通常の銃の違いがわかっていない様子。
シビュラの干渉を避け、とビフロストが言っていることから、ラウンドロビンや、ダイアグラムといった対抗するシステムが生み出されていると考えられますが、これらは多分まだアングラなシステムで一般人に影響を及ぼすものではないと思います。
表向きはシビュラが統べる社会であることに変わりないものの、絶対性は徐々に揺らいでいると考えていいんじゃないでしょうか。
朱ちゃんは何をした?
「ある事件により、現在は勾留中」と明示された常守朱”元”監視官。
一体何をしたんでしょうか?
冒頭のラジオで流れていたニュースから「現行犯逮捕」されたことはほぼ確実です。
でも図書室のような部屋でパソコンに向かっていることから、勾留環境は雑賀教授のように比較的緩いようです。
- 一係の執行官の中で直接あかねちゃんを知る者はもう雛河くんしかいない
- Case. 1 の2117年2月時点ではまだ監視官だった
ということから、
- 如月の言葉にあった「例の事件」は2117年の2月以降に起こり、
- 雛河以外の執行官は2117年2月以降に一係に配属になり
- 霜月はたったの2年半の間に朱ちゃんを「先輩」と呼んでいた立場から「課長」になった
- ギノも(もしかしたら六合塚も須郷さんも)一係を去った(??)
と一係は激動の2年半だったということになります。
「例の事件」後に、常守朱監視官をよく知る者を一係から異動させることで常守色を排し、実質一係を解体したようにも見えますね。
それほどの大したことをやってしまったとしたら、何をしたのか?
殺人?
シビュラを壊しにかかった?
「自らの信じる正義を貫いた」からの行動であることに間違いないと思います。
シビュラとの折り合いがどうしてもつかなくなり、実力行使に出たというの以外思いつかないんですよね、今のところ。
局長の名前が変わっているのもきっと関係があるに違いないし、繰り返しになりますが、シビュラを壊そうとしたのが、局長を殺したことにされ、殺人の現行犯逮捕、という考えから離れられないです。
事故って死んだ監視官って?
霜月の「抜け出せなくなったものは多い」
入江の「事故って死んじまうとかよ」
この二つの言葉、関連があるように思えて仕方ないんですよね。
入江の発言に対しては、廿六木でさえ「触れるな」というほどなので、よほど刑事課の中ではデリケートな案件なのでしょう。
常守朱”元”監視官
狡噛”元”監視官
宜野座”元”監視官
縢”元”執行官
知っている限りでも一係でシビュラの闇に翻弄された人間が4人。
それに厚生省にいたという灼(あらた)の父親が回想に現れる時のダークすぎる姿。
入江は「事故って死んじまった監視官」とは言っていないので、間違っている可能性も十分あるとは思うのですが、灼(あらた)の父は何かしら事件がらみで死んだことだけは間違いなさそうです。
この辺は物語が進むと、もっといろいろわかってくるでしょう。
ビフロストとは?
ビフロストとはどういう組織(?)なのか、言葉から考えてみました。
ビフロストとは
ビフロストとは、北欧神話において、神々が地上からアスガルドへとかけた虹の橋を指し「ぐらつく道」を意味するそうです。ラグナロク(神々の黄昏、北欧神話における終末の日)に巨人・巨人族が渡ると焼け落ちると言われている
ので、地上と神界はラグナロクを迎えると分断されてしまうことになります。
ここから考えると、この組織は現在のシビュラが統べる日本はいずれ終末日を迎えるとして、その後の日本を手中に収めようとしているようにも思えます。
ラウンドロビンとは
ラウンドロビンという単語自体は、一般的に持ち回り、総当たり戦、傘連判状、などの意味を持ち、フランス語で「リボンの輪」を意味する “ruban rond” を語源とする。
これは17世紀フランスの農民が嘆願書に署名する際、首謀者が特定されないよう中心から放射状に名前を書いたことに由来する。転じて、コンピューターやネットワークなどのリソースの負荷分散手法の一つとして、有限であるリソースを順繰りに割り振っていくことを意味する。
基本的には、一定時間ごとに各処理を分割して順番に実行し、一定時間の割り当てを終えたプロセスは中断、再び順番が回ってくるまで待機する。
ラウンドロビンの持ち回りという意味から、シビュラの次は自分たちだ、と言っているようにも・・?
公安局と梓澤たちの攻防を、遠いところから眺めその行く末に賭けてゲームを楽しんでいる。安全なところから高みの見物をして愉悦に浸る特権階級の様相です。
敵でも味方でもないが、正義からは最も遠いところにいる者たちかもしれません。
ブロックとは?
公安局の動きに対して「ブロックを排除せねば」と代銀が言っていました。
ブロックチェーンぽい匂いがします。わかんないけど。
不確定要素に動きがあった時に、シミュレーションに障害が生じる、それをブロックと呼んでいるのかな???
リレーション(の完結)
リレーションが完結するまで、継続参加が義務づけられるとラウンドロビンが言っていました。
欠席や妨害は許されず、ラウンドロビンによって執行されることもありうると。
一度乗りかかった案件は最後までつきあえ、ってことですね。
ジャッジは途中で変更も可能だけど、途中で抜けることはゆるされないってことでしょうか?
今回の案件では、中央に新人監視官二人の顔が、手札らしき場所に梓澤の顔が映し出されていたので、梓澤VS公安局の攻防にベット、ということでしょうかね。
ビフロストの利益を守るためにきょうこが下したジャッジは輸送関連株をセール、ハイパー・トランスポート社が危機にさらされれば、行政(日本)が同社を守ると見た。
つまりハイパー・トランスポート社が守られること=ビフロストの利益となるならば、彼女はハイパー・トランスポートの関連する人間とも言える?
灼(あらた)の父が狼頭の理由は?
1話だけでもなんども出てくるので、気になってしかたのない狼頭の灼(あらた)の父。
狼は、北欧神話では巨大な狼フェンリルは神々の敵、キリスト教では七つの大罪のうち「憤怒」を表す動物とも言われます。
ビフロストとのバランスで北欧神話を重視すると、神々の敵。
今まではシビュラは神ともいえる存在であったと考えると、狼はシビュラの敵を表すものと考えることもできるが、父は灼(あらた)に「PSYCHO-PASS サイコパスがお前も守る」と言っていることから、シビュラと父がシビュラと敵対するのは考えにくいですけど、信じていたからこそ裏切られて牙をむいた、とも考えられるかもしれません。
狼は梓澤の名刺のロゴにもなっていたので、灼(あらた)の父と梓澤の関係も大きく関わっているようにも思えますし。
もうわからないことだらけですね。
監視官とインスペクター
梓澤と些々河は互いに「インスペクター」と呼び合っていましたが、インスペクターって監視官のことでしょ?!
ドミネーターの認証画面に表示される監視官の英語表記は Inspector 、それとは別にインスペクターと呼称される人たちがいる。
些々河と梓澤はおそらく、リックの殺人の依頼人と請け負い直接手を下した関係。
リックの内部告発を事前に察知し、リックを消したい些々河が梓澤に消してくれと頼んだ。
でもこれではお互いをインスペクターと呼ぶ根拠にはならないんですよね。
二人に共通する別の組織がある、のかな?
ラスボスは梓澤かビフロストか、それとも?
1期は槙島、2期は鹿矛囲、と過去作ではラスボスが早い段階からはっきり見えていたのですが、3期はラスボスが誰なのか、まだ全然見当がつきません。
梓澤は敵対する位置にいることはほぼ間違いないと思いますが、ビフロストは敵なのかそうでないのか、今のところはまだヒントが少なすぎてわからないですね。
敵っぽい感じはすごく臭いますけど。
狡噛はいつ、どんなふうに登場する?
ちょっと他の謎とは視点が違いますが、PSYCHO-PASS サイコパスを語る上で狡噛は避けて通れない重要人物。
出てくることはわかっているのですが、1話では名前さえ出てきませんでした。
フレデリカに誘われて「日本に帰ろう」と言ったのですから、外務省のどこかにいるのも間違いないのですが、いつ、どんな形でその姿を見せてくれるのか、そわそわしてしまいます。
なるべく早く出てきて、たくさんその姿を見せて声を聞かせて欲しいですね。
その他 考察追いつかない疑問・謎
1話時点で新キャラだけですでに10人を超える登場人物がいるのに、OP/EDにはまだまだ見知らぬ顔がたくさん残っています。
全8話、後7話でこの人たち全部出てくるの???って何故か焦ってしまうほどですが、登場人物以外にも、OP/EDに仕込まれている伏線、ネタはまだまだ山のようにあります。
2話以降も、ものすごい情報量の洪水が押し寄せてきそうです。
とりあえず、気になるものの手をつけられていない疑問・謎・伏線のネタをあげてみます。
- ダイアグラムって何?
- 数学と金融工学
- ドローン会社が日本有数の企業であることの意味
- 住宅ローン「スマイルローン」がなんか臭う(リックが持ち出し隠していたデータが給与情報と住宅ローンに関するものであることと、不動産投資に失敗した八ツ俣と入居者とのいざこざは無関係ではないはず)
- 住宅管理局の人間が、ドローン会社に天下りする理由、関係性は?
- 昔の刑事のやり方、を踏襲する灼(あらた)、昔の刑事=父親?
- 灼(あらた)父と柾陸さん、も知り合いとか?
- 灼(あらた)と炯(けい)の二人が求める真実って?
朱ちゃんの打っている文章
「平和な時代の代償であっても、正義を失わせてはならない。同じ真実を追う者が現れた時、その使命を彼らに託すことにした、彼らが猟犬となり見えざる敵にたどり着くことを信じている」
- 見えざる敵とは誰?
- シビュラ、ラウンドロビン、ダイアグラム、3つのAIまたはコンピューターシステムが互いに牽制?干渉?しあっている状態???
全然追いつきません。
何度見直しても足りないくらいです。アマゾンプライム入ってて良かったです!
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OP/ED アニメーションに仕込まれた謎と伏線、ヒント
OP/EDの情報量がこれまた多くて、コマ送りで見たら発見だらけでした。
こんなに種が撒かれているOP/ED見たことありません。
ていうかここまでOP/EDを細かく見たこともありません。
でもお楽しみいっぱい詰まっているのでほんと見飽きないです。
ざっと見つけた要素だけあげておきます。
OPの色が意味するもの
OPは次々と色が変わっていきますが、色の変化には全て意味があると思うんですよね。
変化の順番は
黄色 → 水色 → 赤 → 白黒 → 薄紫 → 白黒 → 水色 → 紫 → ピンク → 白黒 → 黄色に戻る
ですが、色と描かれる要素には関連があると思うし、色同士にも関連があると思うのです。
2期では”WC?”と色相(サイコパス)を問いかける鹿矛囲との戦いでしたしね。
武蔵野美術大学サイト より引用
このオストワルト色相環を見ていておやっと思ったのが、OPに出てくる色味に緑系がなく、ほとんど暖色系(この色相環の図で言うとほとんど右半分に入る)なんですよね。厳密に言うと水色があるので、全部暖色系とは言えないのですが。
監視官二人の背景の黄色と刑事課の背景の水色は補色の関係に近くて、梓澤と見知らぬ顔がたくさん出てくる赤はちょうどその間で、ビフロストの紫はさらにその間ぐらいで、というあたりでこれ以上考えるのはいったん諦めました。
OPに出てきた人物・要素一覧
とりあえず、メモ代わりに色ごとに出てきた要素をあげておきます。
黄色
灼(あらた)と炯(けい)がドミネーターを向け合っている
2人の正義が対立する?
灼(あらた)が赤目
二人ともドミネータを下す=和解?
後ろにはドローン輸送機<キーアイテム?
水色
公安一係と関係者
階段にいる中で灼(あらた)だけが背中を向けている、しおんさんも半身
廿六木&雛河、入江&如月の執行官の組み合わせ
朱ちゃんが手を伸ばす先の金網の向こうに子供、入国者
公安のでかいロゴとドミネーター
風景から寄って公安のタワー
赤
敵?1話時点では見知らぬ顔が続く
右を向く男の横顔は些々河?
僧侶?、ループタイの男、バッジをつけた年配の外人ぽい女性の3人
シビュラの脳の床上に立つメガネの男
左を向き不遜な笑みを浮かべる男(梓澤?)
サングラスの男女を従え、さあ、と招くように手を差し出すショートカットの男?女?
着ているものが柔道着のような、スターウォーズのような、宗教団体?
背中合わせの二人、一人は両手にナイフの髭面の男、一人はライフルを手にしたターバンの男?女?<<海外の内戦状態を想起させる
梓澤と小沢ちゃん
白黒
灼(あらた)がうつむき叫び、慟哭する姿、何を抱えているのか?
薄紫
目玉アップから狼の頭 灼(あらた)の父?
剥き出しの歯のアップは何を意味するのか?
白黒
二人の炯(けい)が素手で戦う
一人は邪悪な目をしているのは炯(けい)の中の2面性?
水色
ボブの女、誰?
ポニちかと須郷さん
狡噛
朱ちゃん
濃い紫
ビフロストの3人+ラウンドロビン
左の女だけが背中を向けていく、どんな意味?
ピンク
後ろにソファ
背中越しに倒れるパーカー&ショートブーツの少女
ここだけ1人
これ、誰?
白黒
炯(けい)と灼(あらた)、街をこっちに歩いてくる
灼(あらた)は赤目
ドミネーターを発砲するのは炯(けい)が先で、灼(あらた)が後
黄色(に戻る)
二人は並んで正面を向いているが、最初のお互い向き合っているところに戻っているようにも??
EDに出てきた人物・要素一覧
EDも情報量過多で整理しきれないので、出てきた要素を順に書き留めておきます。
シビュラの脳
降ってくる梓澤の名刺「株式会社ナショナル・フローラ」
浮かび上がる男は梓澤?
ラウンドロビンとビフロストのメンバー
踊る少女
鉄扉の中の朱ちゃん
人々の顔、繰り返し現れる前髪パッツンの少女、眼鏡の男に混じって炯(けい)?
Library, Building, Bridge, Amusement Park, Air Port の文字
公安局・刑事課のメンバーの顔(灼(あらた)、炯(けい)、六合塚、如月、しおんさん、フレデリカ、翔くん、廿六木、須郷さん、霜月、半分しか映らない赤目の男、誰?、ギノ、狡噛、朱ちゃん、シビュラ)
3期の登場人物らしい顔(些々河哲也、つちやこうじょう(OPでシビュラの脳の床に立っていた眼鏡男に似てる)、バザロフ(OPのナイフ男に似てる)、八ツ俣、与根原巧、しんどうあつし(黒いサングラス) ANNE OIGNIES、かみやはるき、リーアキ、旭・リック・フェロウズ)
再び狡噛
見知らぬ女IMAGE 02
顔の見えない男? IMAGE 05
ダイアグラム
空港の屋上らしきところ
重なる灼(あらた)と炯(けい)の顔
灼(あらた)一人
狼頭の灼(あらた)の父?
狼の口に寄っていく
再び灼(あらた)、目がドミネーター色に光っていく
ドローンが開きドミネーターを取り出す灼(あらた)の手
ドミネーターの認証画面
灼(あらた)から順に刑事課の面々(容疑者の背の高さがわかるいつものやつ)
ブラックホールに吸い込まれるように遠くなっていく灼(あらた)と炯(けい)
制作委員会の黒い画面
河出書房「くるみ割り人形とねずみの王様」E・T・A・ホフマン著 種村季弘訳・河出文庫
復習しておいたほうがよさそうな過去作
とりあえず、開国に向かう動きは復習が必要そうです。
TVシリーズ本編よりも、劇場版、SSシリーズをよく見直した方が良さそう。
あとは、霜月の変化、常守朱監視官の動向も要チェックですね。
作品別にチェックポイントを挙げてみました。
結局もう一度全部?
3期と並行して過去作を細かくチェックする必要がありそうです。FOD必須です。
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続く2話、3話の考察もあります。ぜひ合わせてお読みください。
まとめ
3期は謎だらけ!
- 登場人物が多く、関係性も複雑
- 明かされてない過去の経緯、未登場の人物も多そう
- これからも情報の洪水は続きそうで、毎週何度もリピート視聴が必要
さすが10年間PSYCHO-PASS サイコパスしか作ってない塩谷監督です。練り込み方がハンパない。
見る側も、軽い気持ちでは見られないですね。
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