こんにちは、あにまです。
PSYCHO-PASS サイコパス 3期 3話 霜月が唯一の笑い、癒し要員になるという重く複雑な回でした。霜月課長のクビを飛ばそう危機一髪ゲームって霜月、どこでギャグのセンス磨いたんでしょうか?
霜月の変わりようを確認したい方、FODで何度でも復習してください。PSYCHO-PASS サイコパスが未来永劫続くように。
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PSYCHO-PASS サイコパス 3 3話ヘラクレスとセイレーン あらすじ(ネタバレ含む)
サイコパスシリーズを初めて見る方は1期からの復習をまずお勧めします。見る順番と全体の概要を知りたい方はこちらの記事へどうぞ。
ビフロストでは、都知事選を対象とした新しいインシデントが動き始め、都知事候補のトップを争う薬師寺の第一秘書が殺され、その捜査中に薬師寺陣営にいる廿六木の弟を殴ってしまった灼は停職処分になってしまいました。
その穴埋めに登場したのは、元一係執行官で今はフリージャーナリストの六合塚弥生。
執行官と監視官の距離は徐々に近くなってきていました。
執行官たちは雛河に監視官二人のプロフィールを探させ、二人の関係に驚きます。
(詳細なあらすじは追ってアップします)
PSYCHO-PASS サイコパス 3期 3話 ヘラクレスとセイレーン 考察
放送前に各話の見どころを制作スタッフが解説!
【PSYCHO-PASS サイコパス 3/制作スタッフ見どころポイント】「第3話」
本シリーズで何気に多いご飯シーン。夜中に見ると食べたくなってしまう…!のでご注意ください!
第3話では、灼と炯が幼なじみだからこその空気感が流れるシーンにも注目です! pic.twitter.com/IajWplRoBL— PSYCHO-PASS サイコパス 公式 (@psychopass_tv) November 7, 2019
ちょいちょい飯テロシーンを挟んできたのは、それだけ3話が重いから、軽くする要素が必要だったんじゃないでしょうか?
1期、2期と比べるとシビュラの闇、それもシステム運営のために人間たちが恣意的に作り出した闇をあぶり出すように描いているような気がするんですよね。
1期1話冒頭、新人だった常守朱監視官着任の現場は廃棄地区でしたが、今回の3期3話では廃棄地区に与えられた役割と、その住民たちの姿が浮き彫りにされていました。
3話しか話が進んでないのに、2話、3話とけっこうな尺を使って廃棄地区の中を描いているのは、3期の特徴に思えるんです。
復興しきれなかったのではなく、あえて復興しないままに残された地区。
全部を復興するにはコストがかかる、という経済的な面と、より下層を残すことで、自分たちは大丈夫だと思わせて、他の地域に住む人たちの色相をクリアに保つメンタルケアとして荒れたままシビュラの監視が届かない地区として残された。
システムは、完璧に見えることが重要だ
と禾生局長姿のシビュラが言っていたのを思い出したのですが、これもその一環、運営での対応の一つなんじゃないでしょうか。
1期、2期の局長(シビュラ)と朱ちゃんの会話をもう一度丁寧に見直す必要がありそうです。
廃棄地区にいた監視官の入江が
ここにいる人は生き生きしている
と言い、灼もそれに同意して
ここを守るために、執行官になったんですね
という会話、朱ちゃんが2話で「システムの外」にいるといったこととつながるような気がしませんか?
廃棄地区は、朱ちゃんが起こした事件のヒントが詰まってそうな気がします。
あと目立つのが、シビュラに認められなかった人たち、シビュラの外側の人たちの姿。
1期の弥生ちゃんの過去エピソードでシビュラ公認アーティストとそうでないアーティストがいるとか、潜在犯のうち特に認められた場合のみ執行官となることで外に出られる、ぐらいでした。
3期では、遺伝子エリートとか、メンタルエリート、シビュラの判定に従ってアイドルになり、さらに政治家に転身した、逆に製薬会社の元ドーピングしていたはずなのに、ホルモンの過剰注射などで引退を余儀なくさせられた、などシビュラが人の人生をどんな風に振り回しているのかが多く見られます。
スラム出身だという入江も頭は切れそうですし、セイフティネットの廃棄地区は、シビュラに振り回されることのない「自由」な場所として一部の人たちを惹きつけていたのかもしれない、と思いました。
自らの意思でシビュラの枠組みから出た人が相当数いたような雰囲気を感じました。
朱ちゃんはそういうことも知って、やはりシビュラは壊さなければならない、シビュラの正体を明かさなければならない、そう思って行動に出たのではないでしょうか?
殺人犯扱いされていましたが、そうなると殺した相手はやはり禾生局長?
中身がシビュラであることを知っているのは朱ちゃんと霜月だけのはずなので、朱ちゃんが物理的に局長に危害を加え、壊したとすると、それは世間一般には殺人にしか見えないでしょう。
どうですかね、この推測?
わかってきたような気がする謎も、さらに深まった謎もまだまだいっぱい。一つづつ紐解いていきますね。
ビフロストのシステムや用語など
ビフロストのコングレスマンたちの会話に出てくる言葉(業界用語?)は相変わらず意味のわからないものが多いままです。
冒頭のアバンから
どの手札で生活している?
ってさっぱり何を言ってるのかわかりません。
後述のようにインスペクターを手札と考えると、どのインスペクターを使っているのか、という意味とも考えられるのですが。
ラウンドロビンの発する言葉も相変わらずよくわかりません。
審議 優先候補 小宮カリナ
セキュリティ項目 東京都知事選挙
リレーション・ブロック 公安局刑事課 一係
リレーションブロックの処理、とかプライオリティ再設定なども出てきましたね。
再び自分たちの存在をシビュラに存在を知らせることは大きなリスク
だとか
処理に失敗すると、ラウンドロビンに執行される
とかもわかるようなわからないような・・・
ビフロストとインスペクターの関係
2話で、ビフロストはインスペクターの上位に位置するものらしい、とわかりましたが、どうやらインスペクターはコングレスマンたちが駒として動かせる手札みたいですね。
アバン(OP始まる前)の新しいインシデント開始の映像の中で、参加者3人の手札のように3枚ずつインスペクターの顔が映った画面が出ていて、梓澤、榎宮の顔がありました。
薬師寺の秘書リーが死亡したとラウンドロビンの画面に現れた時も、その横には榎宮春木の画像も。
そしてやはり、インスペクター同士の間には序列がある。
梓澤と榎宮の会話から、ファーストがもっとも上位で、セカンド、サードと順列が付いているようです。インシデントごとの働きで、この順列も入れ替えがある模様。榎宮は梓澤をファーストの座から引きずり下ろしてやろうという気持ちが現れていましたね。
榎宮と話しているうちに
インシデントの結末がわかった
という梓澤はかなり頭も良く優秀な感じですが、いざとなったらコングレスマンたちは容赦なく切るんでしょうね。
個人的にはインスペクターの中では梓澤には粘って欲しいです!
キツネのロゴはビフロストの印?
2話で灼がテーブルに置いていた父篤志の名刺と些々河の名刺に共通する、キツネのロゴ。
3話で法斑静火(ほむらしずか)がキツネのロゴの名刺を出したことで、この名刺を持つ人間は、些々河、梓澤、灼の父の慎導厚志(しんどうあつし)、静火の4人になりました。
灼の父の名刺には会社名など所属を表すものがないのに対して、些々河、梓澤、静火は属する社名が書かれており、さらに梓澤は株式会社ナショナル・フローラ(EDで降ってくるやつ)、株式会社メガシティ・レストラン・システム(アフタヌーン・ティーしながらおしゃべりしている女子にこのカフェのオーナーだと言って差し出したもの)と何種類か使い分けているようなのです。
灼の父はいつまで厚生省にいたのか、あの名刺はどういう場面で使っていたのか、まだまだ謎はいっぱい。
謎といえば静火はいったい何者なのでしょう?
チューブにつながれてても(ゲームに)勝て、自分の命を使っても勝てという静火の父。
当然ビフロストには関係しているに違いありません。
口調から、自分が過去に負けたリベンジを息子に託しているような。そんな感じもします。
静火がホテルのオーナーだと言って差し出したキツネのロゴの名刺には東京グランデュールホテルホールディングス、とありましたが、静火も複数を使い分けているような雰囲気です。
オーナーチェンジと言っていましたが、ゲームに勝ってこのホテルを手に入れたのだとしたら、前回負けた裁園寺莢子から取り上げたってことでしょうか?
うーん、ビフロスト周りは圧倒的にわからないことだらけです。
新一係メンバー(監視官・執行官)の過去と関係
この後放送の「PSYCHO-PASS 3」3話にて作画監督補佐で参加してます。
あと名前は出ないみたいですが第二原画もやりました。
御視聴宜しくお願いします?
実は今まで朱ちゃん以外のメインキャラの顔を描いたことがなかったので、初めて描けて良かったです!
アラタ君は顔も髪型も難しいな~ #pp_anime pic.twitter.com/4ZcE82lKwV— 小谷杏子 (@koni_ko222) November 7, 2019
OPに仕込まれた伏線が、ようやく少し回収され始めましたよ。
灼と炯の経歴と二人の関係、「俺たちの事件」とは?
雛河くんが見つけた(ハッキングした?)新人監視官2人の経歴。
2111年3月 福岡県立宇佐美町中学校 普通科 卒業
2111年4月 東峰学院高等学校 自然科学部 認知行動学科 入学
中学入学から半年で港区から福岡に転居しているのは父親の転勤か何かでしょうか?
2119年2月 東京医療福祉学校 出島キャンパス 総合心理学部人間心理学科 復学
約1年の休学期間があります。
そして復学直後の学部移転。
心理学から医療福祉学、それも言語聴覚学科ってなんだかえらいマニアックな学科に転籍しています。
1話から気になっていたところでしたが、出島から東京という地理的移動と専攻の大幅な変更。
2118年2月に父篤志が自殺していることから、父の死が影響していると考えて間違いないですよね?
監視官に推薦したのは常守朱元監視官だということにみんな驚いていましたが、灼の言動が朱ちゃんに似ていることから、これは納得できます。
それをこの3話にいっぺんに詰め込んできたのはすごいです。
サイコパス民を情報過多で窒息させる気なんでしょうか、塩谷監督は。
母が安楽死、父は自殺でよくサイコパス濁らないな
と執行官たちは感心していましたが、母の死後父の意向でメンタルトレーニングを積んできたのではないかと思います。
母親の死は2106年なので灼が10歳(灼は2096年生まれ)の時ですね。
炯の経歴と合わせてみると、二人が同じ中学にいたことがわかります。
I.Gさんのツイートに「幼なじみ」とあったのは中学で二人は出会っていたということなんですね。さすが細かい、サイコパスクオリティ!
でもその後炯は2年生の半ばで連邦学校に転校しています。
高校はまた灼と同じ東峰学院高等学校に入学していますが、途中退学してモスクワの地上軍に入隊、と出入りの激しい中学、高校生活だったようです。
2119年2月 扇谷国立専門学校 国際経済学部 経済政策学科 復学
学校は違うものの、炯も2118年2月に休学、翌2119年2月に復学、と休学・復学のタイミングは灼と全く同じです。
炯の休学の原因はおそらく兄輝・イグナトフの死亡。それも灼の父慎導篤志に殺された。
その場にいた執行官たちはみんなビックリでしたが、これでOPの意味が少しわかってきました。
OP開けいきなり、灼と炯はお互いにドミネーターを向け合っていたのとつながるような気がします。OPの最後は二人同じ方向を向いていたのは、二人で真実を見つけよう、という意思の表れかな。
全体像は見えないけど、二人の関係はただのバディじゃないってことだけは確かです。
加えて炯の妻、舞も家族を失っている、船の銃撃で命を落としたロシアから招かれた博士は舞の家族だったのかもしれません。
時系列的な鍵は2年前、2118年の1月か2月。
まぢか、ってくらいヘビーで複雑です。
おっちゃん執行官(廿六木・入江)の抱えているもの
1話では超絶印象悪かったおっちゃん監視官二人でしたが、2話、3話と話が進むにつれて、いい面が見られたり、灼たちとの距離が縮まってきて、悪い奴じゃなさそうじゃん、と思っていたところ、これまたヘビーな過去が明らかになりました。
2話で薬師寺が「遺伝子エリート」と称される人物であることは、この廿六木の家族の話の伏線でもあったわけですね。
シビュラ判定も遺伝子編集も最高なのに、母が潜在犯落ち、息子の天馬も潜在犯落ち
天馬の父春馬は、潜在犯落ちした息子がどうしても許せないのでしょう。そして弟も、腹違いの兄を一族の恥、というからにはかなりの家柄なのでしょう。親子揃って薬師寺のスタッフにいたということも語っていますね。
入江さんの方は整理がつき次第追記します。
OPの仕込み ビフロスト周りが全然わからない
登場人物、まだ半分も消化してないのでは?
特に赤い背景の敵(?ビフロスト陣営?)と思われるパート。
ループタイの男
議員か何かのようなバッジをつけた女(?)
武器を持って背中合わせの二人は、船での銃撃戦の関係者?
わかったのはシビュラの床の上に立つ慎導篤志ぐらいですが、長く伸びた影の先が何か怪しげです。
祈るような仕草をしたサングラス姿のお供を連れた女(?)の差し出す手の意味もまだ全然ヒントさえないですし。
最後が梓澤たちなので、インスペクターたちかとも思ったのですが、数が全然合いません。
あと5話で全員出てくるんでしょうか?
水色背景の前髪ぱっつん女性は、髪型から炯の奥さんの舞ちゃんに思えるんですが、この水色パートってそのあとはずっと旧一係が続くのでなんか不自然なんですよね、てことは別の誰か?
ピンク背景の後ろに倒れる少女は小宮カリナ?ーいや違う?
EDはかなり登場人物が特定できてきたのですが、OPは全然まだ回収できてないのです。
EDの仕込み ビフロストの犠牲者?
EDの最後の方で顔写真つきのデータが流れますが、シビュラのロゴが出るまでは、だいたい公安局の新旧メンバーです。霜月の左手に顔がはっきり映らない人が一人だけいるのが、死亡した監視官ではないかと思うのです。
そしてシビュラのロゴの後に出てくるデータは、どうやらビフロストに使われて死んでいった人たちに思えます。
1話で出てきた人物のうち
輸送用ドローン墜落で殺されたリック・フェロウズ
家賃でもめた立てこもり事件の八ツ俣さんとバザロフ
その裏で暗躍した些々河と与根原
2話で転落死した土谷博士
3話で灼たちとホテルのロビーにいた時に殺された薬師寺の第一秘書リー
死亡または被害に遭った人たちがこれだけ確認されています。
些々河は死んでもいないし被害者でもないですが、ビフロストに捨てられ外務省に逮捕された、という意味ではある意味死んだに等しいと解釈しました。
リーを殺した戦闘員を送り込んだ榎宮春木(表記が HARUKI KAMIYA なのは榎宮は偽名か?)と、小宮カリナの秘書アンがこの中ではまだ生き残っていますが、この法則が正しいとすると、二人とも死ぬかビフロストに捨てられる死亡フラグなのでは?と思っています。
でもそれだと、最後に狡噛が出てくるの、死亡フラグで困るんですよね。
小宮カリナと薬師寺がでっかく出てくるのもなんか気になるし。
これってシビュラのデータじゃなくて、ラウンドロビンのデータなんですかね?
んんん〜〜、わからん!
3話といえば、もう全体の半ばに差し掛かる頃ですが、ヒントに見えて、さらにどうなってんの?なネタをこれでもかとぶっ込んできます。
本当にあと5話で話は終わるのでしょうか?
8話の終わりに2クール目発表、とかになるのでしょうか?
それめちゃくちゃ喜びますけどね。
時系列を遡って「例の事件」「常守朱監視官逮捕の理由」あたりを劇場版で作ってくれるのではという期待がムクムクと膨らんでおります。
描きたいことは山ほどある、と言っていた塩谷監督。
きっと作ってくれるでしょう。
そのためにはI.Gさんとフジテレビにお金が回ることが大事です。
1期を見てない方も、また見たくなった方も、円盤持ってる方もFODへGOですよ!
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OP/EDに仕込まれた要素など、1話、2話の考察もあります、ぜひ合わせてどうぞ!
まとめ
謎、増えてません?!
- 灼と炯が「俺たちの」というのは同じ事件の関係者だから
- 鍵は2118年の1月か2月
- ビフロストは何者なのか?
塩谷監督、ここ前作りこんだら、そりゃ倒れますよ。嬉しいけどほんと心配です。
見る側も、軽い気持ちでは見られないですね。
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